株式会社アーテファクトリー
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2017年2月15日水曜日

ヤモリの指をヒントに商品開発?(バイオミメティクスについて)

皆様、バイオミメティクス biomimeticsという言葉をご存知でしょうか?
生物模倣技術と訳されるこの言葉、簡単に説明すると、
生物の持つ優れた機能や形状を技術開発に活かそうというものです。

ヤモリの指の吸着力をヒントに開発されたテープ、
鮫の肌を参考にして開発された競泳用の水着、
カタツムリの殻の親水性にヒントを得て開発されたタイルの開発、
などが有名なのでご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

例えば、ヤモリの指先を電子顕微鏡で見てみると
ご覧の通り、細かい毛がびっしりです。
※コンピュータ上でモノクロ画像に彩色しているので実際の色とは異なります。




なんと1本の足だけで50万本もあり、
さらに細かく分かれているそうです。
ヤモリの指先と接着面の間でファンデルワールス力と呼ばれる
分子間引力が働くことで、吸盤や粘液が無くても
上手に天井にくっつくことが出来るんですね。

このあたりは以下のサイトが詳しいです。
ヤモリが壁に貼りついて歩けるのは「弱い力」のおかげ?
http://yumenavi.info/lecture.aspx?GNKCD=g005003


ヤモリやカタツムリと言うと苦手な方もいるでしょうし、
そんな高度な機能を彼らが持っているようには見えないかもしれません。
技術の発達が進み、今までは観察することが出来なかった
細かい部分が観察出来るようになったことで、
身近な生きものの機能美と呼べるような機能や形状に気付き、
私達の生活に役立てることが出来るわけですから技術発達様々ですね。

今日書いた内容は以下の記事や書籍に詳しいので
ご興味ある方は是非ご覧ください。
特に書籍の方はイラストも多く平易に書かれているので
お子さんでも楽しく読むことが出来ると思います。


持続可能なバイオミメティクス住環境技術 伝統を礎(いしずえ)に
(株)LIXIL水まわり総合技術研究所 IBA推進室 室長 井須紀文 氏
https://scienceportal.jst.go.jp/columns/highlight/20121101_01.html

ヤモリの指から不思議なテープ
松田 素子
http://amzn.asia/9prFSc1


崎山